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大事→自己分析って、いいな

 今月末日に、一応の締切を付けたのは「マリオ真章」の総集編(ヨースター島に接岸させるくらいまで)と「エントリーシート、自己PRに使えそうな自己分析」の2点。

 マリオの方は、あと4回くらいでヨースター島は見えて来るかなぁという所なので、明日あさってで、更新が月曜日になったとしてもほぼ予定通りといった所。自己分析の方は、ちょっと進み具合が危なかったので、本日慌てて取り組んだという感じ。

 それまでにも、「こうなりたい」と「これが出来る」「これをしてきた」の軸で自己分析をしてみたり、出来事を書き出して自己分析したり、過去の出来事の中から印象的なエピソードを他の学生さんに掘り起こしてもらったり。色んなタイプの自己分析をして来ましたけど、今日やったのはモチベーショングラフというタイプ。

 色んな出来事を書き出していって、それが自分に取って「プラス」の出来事だったか「マイナス」の出来事だったかを振り分けてグラフにしていく、という自己分析。これで、気持ちがプラスになることの共通点、マイナスになるときの共通点、立ち直るときのきっかけ、大きく落ち込んだ時に失った大切なことなどを振り返れる、強力なやり方ですね。

 出来事の方は、9月の真ん中くらいでほとんど書き出してて、それを振り分ける所をささっとやった訳ですが、気が付かされたのは「今が一番幸せじゃないのか」ってことと「成長したなぁ」ってこと。

 前者は、過去20余年ぶんを一気に振り返っていくと、良い所も悪い所も出て来る訳ですが、相対的にみても今は大分良くなってるなという感じ。

 家庭環境の大きな変化(別居だ、家出だ、再婚だ、養子縁組だの、重たいキーワードが一杯)があって、揺れに揺れてた小3~小6の頃に比べると、最近の落ち込みキーワードなんてせいぜい、「狙い通りに受けなかった」とか、「授業上手くいかね~」レベルですから。幸せなもんです。
 
 母なんて、最も幸せなんじゃないかと。子供には見えない経済的な部分とか、苦労とかも一杯あったはず。最近も、経済的な負担はあったとしても楽しそうにしてますもん。本当に、感謝の一言です。

 出来れば、これからもっともっと幸せになって欲しいと思います。僕も妹も社会に出たあと、自由の身になってからこそ、楽しい人生を末永く過ごして欲しいなぁ。


 後者については、なんだか申し訳なくも思ってしまいます。
 ひねくれちゃってごめんね、と。
 病弱気味でも、電車やらヒーローが好きな素直な子供だったのに、何時の間にやら細っこいまんまでひょろ長くなっただけの、ヒゲ面の皮肉や兄ちゃんでっせ。
 目一杯の苦労をして来て、それを微塵も感じさせなかった母のことを思うと、本当に申し訳ない……。

 そういう風に振り返れるだけでも、自己分析やったかいがあるなぁ。まだ途中なんで、これから「何故?」やら「何?」やらを掘り下げていく作業が残ってるんですけどね。


 親にみんなに感謝出来る(口に出さなくても、自然とそう言う気持ちになれる)し、自分の未熟さが良く分かる自己分析って、ほんっとにいいものですね。
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マリオ真章 #195(LR_11)

「あ、いや。あんたじゃなくて、こっち」
 胸元にネームプレートに「覡」とある少年は、座り込んだままの女性を指差した。指差された方の「戒」は、すねたようにその手を取って立ち上がる。
「姉に向かって、こっちって何よ。こっちって。それにこの方は、隊長さんじゃない」
「へぇ。あんたが?」
 覡は、顔を緩ませた。僕を頭の先から、脚の先までなめるように眺めていく。好奇のまなざしか、疑いの眼差しかを判断する前に、覡は口を開いた。
「で、隊長さんがこんな所で何やってんの?」
「おっと、そうだった」
 通路の左奥、エレベーターの方へ目を配る。乗組員室や食堂へ通じる階段が、そこから3メートルほど手前の脇道にあるのを考慮すると、全力で走るわけにはいかなかった。
「じゃあ、僕はここで。お姉さんは任せた」
 速度を抑えつつ、足の運びを早めた。背中に感じる視線は、さっきの姉弟の物だろう。帽子もシャツも<色無し>の彼ら訓練生が使うことのない、格納庫直通のエレベーターに、隊長が走っていくのだ。僕だって、彼らの立場なら扉が閉まるまで見つめていたい。
 呼び出しボタンを押すと、僅かの間も置かずに扉が開いた。ゴンドラに乗り込み、操作パネルに向き合った所で、彼らと目があった。3つ下の格納庫へのボタンを押して、「開く」を押したまま手招きした。
「君らも来い。緊急事態だ。人手が欲しい」
 戒と覡は、二人揃って辺りを見回した。長い通路の前にも後ろにも、彼ら以外の姿は無い事に気が付くと、自分達を指差した。頷いて返したが、反応が鈍い。
「5秒で閉める。急げ!」
 「開く」から指を離し、扉を押さえる手も引っ込めた。二人とも、一瞬反応が遅れたが、即座に駆け出した。足を腕を動かして、競うようにゴンドラに乗り込んだ。横一線で二人が飛び込むと同時に、扉は閉まった。
 僅かな振動の後、頭の上から押さえ付けられるような力が加わった。走って乗り込んで来た二人は息を切らせながらも、ずるずると床に座り込む気配はない。基礎体力は、合格のようだ。
「格納庫は、初めてか?」
 振り返って、二人と向き合った。彼らの後ろからゴンドラ内に光が差し込む。強化ガラスになっているその先は、<ブーツ>や<リーフ>が整然と並ぶ、格納庫の全容が見て取れる。
 ゆっくりと動く巨大な来たいと、その足元を忙しなく駆け抜けていく、小さな人影。活気に溢れる戦闘の檜舞台に許可なく入れるのは、パイロットと整備班のみ。
「はい」
 戒の方は、頷いた。しかし、その隣りで覡は姉の顔を覗き込み、白んだ顔で頭を振った。
「出港前の見学会で、ほんの少しだけど入りましたよ」
「ほぉ。じゃあ、実際の運用を見るのは初めて、ということで良いんだな」
 今度は覡が頷いた。
 押さえ付けるような感覚が、徐々に弱まっていく。ゴンドラ内の階層表示も、切り替わった。最後の最後、ゴンドラが少し跳ね上がるようにして動きを止め、扉が開いて行く――。

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マリオ真章 #194(LR_10)

「ミヤモト、号令」
 不意に呼ばれたミヤモトは、人垣をかき分けて最前列に出て来た。
「格納庫まで駆け足」
「……」
「――復唱っ!」
「了解。格納庫まで駆け足!」
 仲間の号令に、飛行班は体制を整えた。ミヤモトを先頭にした列が出来ると、彼は視線を投げて来た。頷いて返すと、全員が一斉に駆け出した。狭い通路をものともせず、隊列を崩さぬよう、走り抜けていく。
 先頭集団が最初の角を曲がったのを見届けてから、通達が遅れていたのを思い出した。キノピオの方を振り返ると、偶然だろうが向こうの顔もこちらに向いた。
「キノピオ、格納庫を呼び出せるかい?」
「出来ますけど、何か?」
「整備班に連絡するのを忘れてたんだ。もうすぐ血気盛んな連中が行くと、伝えておいてくれ」
「分かりました。分かりましたんで、早く行って事態の収拾付けて下さいよ」
 キノピオはそれだけ言うと、さっさとイケといわんばかりに手を振っている。反論している猶予はない。こうしている間にも<グリーン2>は撃ち落とされんとしているし、海中にいる隊員の救助も急いでやらねばならない。
 無論、格納庫ではまた、新たな火種が生まれているやも知れない。幾ら緊急時だからと言って、正規の部隊でない連中に虎の子を貸し出すなど、整備する側からすればとんでもない話だ。
 その話をつけてやれるのは、僕しかいない。
 環境の固い床を蹴って、格納庫へ急ぐ。廊下に出ても、次の角を曲がってみても飛行班の最後尾は見当たらない。流石に体力だけは一級品らしい。
 格納庫直通のエレベーターには、次の角を曲がればすぐだ。到着後の指示を考えながら、速度も落とさずに通路に出ると、何かにぶつかった。
「きゃっ」
「ごめん。大丈夫?」
 柔らかい感触と、可愛らしい声。相当若い女性隊員が尻餅をついていた。
 僕が手を差し出すと、隣りにもう一つの手が差し出された。そちらに目をやると、少女のような顔の少年が、勝ち気な雰囲気を身にまとって佇んでいた。
「余所見すんなよ」
「ご、ごめん」

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ウフフ→Plan Do See(Check)って大事

 インテリジェンスさんのセミナーに三日連続で行ってから、およそ1週間。丁度1週間前にもらったノートが、Plan Do Checkを書き込む青いノートでした。

 基本的には、企業のセミナーや説明会、OB・OG訪問の際に使う物ようなので、個人で使う場合には、別のノートに必要な要素だけ抜き出して、習慣づけております。

 今までの所、言えるのは「有言不実行」なのと「無駄が多い」という2点。その2つさえどうにかすれば、もっと効率よく動けるんだと。文章にして、改めて認識することが出来たので、今日も細々したのを進めております。

 で、その中でここを御覧の皆さんに関係ありそうなのは、「マリオ」の総集編(ヨースター島到着まで)の締切を、今月中にした点ですかね。だらだらやってても終わりませんし、徐々に弾みもついて来てますんで。加速度をどんどん付けていって、するスルッとグンペイ・ミヤモトの出番を終わらせようかなと思ってます。

 リメイクの方も、年内には取りまとめて始める予定ですので、気長に(?)お待ちいただければなぁと思います。

 それにしても、苦肉の策で付けたグンペイ・ミヤモトの名前。恐れ多いなと思いつつ、リメイクではもう少し出て来るのかなぁとも思ってみたり。もちろん、これから先の本編でも、チマっと出て来そうな予感もありますけどね。どうなることやら……。


 ではでは、そろそろ前回の続きを進めねば。
 それでは次の更新まで。

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マリオ真章 #193(LR_9)

 姿勢を正して後ろを振り返ると、落ち着かないのか。手持ち無沙汰そうに身体を揺らしているミヤモトの姿があった。
「飛行班」
「――はいっ」
 暇をもてあそんでいるように見えたミヤモトは、すぐさま敬礼を取った。
「君達にも任務を与える。準備は良いか?」
 任務、と口にした途端、ミヤモトを含む飛行班の表情が、ぱあっと明るくなった。血気盛んな彼らだからこそ、飛行班に配属されているのだと、今更ながらに思う。
 ミヤモトが神妙な面持ちで「はい」と応えた。小気味良いレスポンスに、再び悦に入りながら指示を出す。
「飛行隊は<ブーツ>に搭乗。甲板にて、パタパタへの攻撃を行う」
「<ブーツ>、ですか?」
「そうだ。本来なら<MARIO>の許可が必要だが、緊急事態だ。私が許可する。いいな」
「了解」
 後ろに控える面々も、キリッと顔を引き締め、声を揃えて「了解」の一言を返して来た。
「砲撃主任」
「はっ」
 返事があったそちらを見やる。こちらもいい具合に緊張した顔をしていた。
「飛行班の発砲があるまで、砲撃は待ってくれ」
「了解」
「――それから、キノピオ」
「はい?」
 今度は、やや高い席に座ったキノピオに顔を向ける。こちらはこちらで、余裕に満ちた表情だ。緊張感の欠片もない。
「ここを、任せてもいいかな?」
「ええ。別に構いませんよ。ここではあなたが隊長だ」
「すまない。恩に着る」
「いえいえ。あの人の弟ですから、やっぱりね……」
「ははは」
 それだけ言うとキノピオは、中央の一番高い座席に移動した。貫禄のある尻が艦長席に収まった所まで見届けると、艦橋の出入口を目指して歩を進めた。肝心の飛行班は道を譲るように後ずさりする。
 人垣の真ん中で足を止め、周りに目を配った。目のあった隊員から、目を逸らしていく。
「飛行班、こんな所にいたって仕事はないぞ」

#ようやく動き始めたと言うか、スピードがつき始めたかな? 適度に遊びつつ、緊張感を表現していきたいなぁ……。

しないとな→なんとなくウフフ

 今日でインテリジェンスさんのセミナーは終了。3日連続の最終日、今日は誰と再会出来るのか、あるいは出会えるのか。今から楽しみです。

 で、一昨日。水曜日のお話です。同じくインテリジェンスさんのセミナーでのお話なんですが、上記にある通り、再会がございました。
 前回のインテリジェンスさんのセミナーでお会いした、某大学の女性(個人的にはストライク)が隣りのグループに座っておられて、楽しくお話し出来ました。

 僕のことを初対面で「優しい」と言って下さった、非常に可愛らしい方。セミナーの最中は別のグループだったということもあって、突っ込んだ話とかは出来なかったんですが、帰りの道を案内しながらお話し出来たんで、それだけで満足ですよ。

 もう一人の女性と一緒に、ハービスOSAKAから阪急まで地下を案内して、大半はそちらの方とお話しされてたんですが、時々僕を混ぜてくれたりして。そのお話の端々から、「以外とB型かな?」と思ったり。阪急まで難なく案内した時には、「流石に詳しいですね」と笑顔で言われてしまって。下心を隠すので手一杯でした。

 「優しい」と言って下さった同世代の女性に、頼りにされてるんだなと思うと、もう、ウフフフフと。季節は冬ですけど、個人的な気分は春なのかと。

 梅田の地下街、沢山歩いといて良かったなぁと初めて思った一幕。改札入ったあとも、「コンビニよってから帰りますので」と、丁寧に用件を伝えて頭を下げて下さった配慮も、「良い娘だなぁ」と思うと同時に「大事にされてるなぁ」と、良い意味で最後までパンチを見舞って下さいました。いやぁ、嬉しかったな。

 こうやって書いてるだけでも、その日、その時の感覚が思い出されるような気が。
 いかん、いかん。そろそろ気持ちを切り替えないと。

 ではでは、この辺で。

余談 やっぱり、京都の某大学は美人率が高いなぁ。知的水準も高いし、器量も良いし。通ってる男子が、マジで羨ましい。

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たりない→いい加減に業界研究しないとな

 昨日は合同企業説明会、今日、明日、明後日はインテリジェンスさんで3時間のセミナーと、就職活動バリバリな仮面ライターです。

 電車賃の問題もあるんで、年内の合同企業説明会はあと1回くらいにして、授業やら自己分析やらの自宅作業に時間を割り当てようかなぁと思ってるんですよね。試験も見えて来ますし。かと言って、エントリー自体しないといけませんし、エントリーシートの対策に、自己PRも考えておかないと……、てなると中々難しくなって来ますわ。

 今月中に、自己PRにつなげられるような自己分析はある程度やっておく予定で、その合間にまだエントリーしていない企業へはアタックするようにして。
 SPIの方も参考書の2回目と、新しく問題集を手に入れるつもりでして。

 年内にやっておかないといけないのは、あと業界研究と企業研究。これは来月以降に……。と順番に目標を立てていかないと、手一杯になってやる気すら起こらず、何も出来ないまま年を明けるって言うのが一番怖いので。

 隙間の時間で、提出用の作品やらこちらの小説やらもやっておきたいし。
 タイムスケジュールの管理をしっかりやって、悔いの残らないようにせねば。

 就活本番まであと少し。時々ゲームをやって、息抜きしようっと。

余談 そろそろ、年賀状の季節。こちらも進めていかないと。

更に余談 久々にハンティングしました。ガノトトスとクック、ゲリョスを倒して、気分は上々です。少しずつリハビリして、古龍にも挑戦しようっと……。

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マリオ真章 #192(LR_8)

「本当ですか?」
 耳から入った情報が、ようやく頭の中で実を結んだらしい。ミヤモトは弾かれたように表情を輝かせ、鼻息も荒い。
「もとよりそのつもりだ。ミヤモト、お前は落ち着きなさい」
「は、はい」
 ミヤモトは勢い込んで、直立不動の姿勢を取った。そのままの勢いで敬礼を取り、左右に揺れ動きながら足場を取り直す。
「砲撃班。上空の敵機を蹴散らしてくれ。<グリーン2>には当てないようにな」
「了解」
 環境のやや奥まった位置がにわかに慌ただしくなる。
「火気管制、ロック解除」
「<ファイヤー1>、装填用意」
「了解。<ファイヤー1>装填用意」
 砲撃主任の指令矢継ぎ早に艦橋を駆け抜けていく。
 <ファイヤー1>は、最も旧式の砲弾で、電子機器による管制を考慮していないため、廉価で故障も少ない。その分、命中させるにはある程度の熟練を必要とすることから、昨今は実戦配備が減っていた。しかし、着弾後に爆発すると言う性質が「奴ら」にはよく効くということもあり、最近は再び主力兵器となりつつある。
「まだ撃つなよ。こちらの位置を知らせるだけだ」
「了解」
 砲撃主任は「撃ち方用意」と号令をかけ、緊張感を保った表情のまま前方を見据えていた。
「機関長、機関最大」
「了解。機関最大」
 砲撃班の右手前方で、機関長は機関室の面々に指令を送っていた。数秒の間を置いて、艦が僅かに揺れ動く。速度を上げて前進を始めたようだ。
「レーダー班、海中の熱紋は」
「12時の方向です」
「分かった。操舵班、聞こえたな」
「了解」
 操舵班は火事を握り締め、正確に真っ直ぐ進むよう整えた。その手元を見つめながら、艦長席に上がり、館内放送のスイッチを入れる。
「第1種戦闘配備。全乗員、持ち場につけ」
 号令を発すると、アラートが響いて艦橋入口にあった標識は、真っ赤なそれに切り替わる。
「なお、本艦はこれより発生中の低気圧に接近、突破を試みる。総員、一瞬たりとも気を抜くな」
「了解」
 ブリッジクルーが反応を返して来た。程よい緊張感が前進を駆け抜ける。こんなに気持ちのいい感覚は、初めてだった。

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マリオ真章 #191(LR_7)

 ミヤモトの強い眼差しは、僅かに下げられた。クツの先を見つめたその目は、すぐさま上に向けられる。
「しかし、」
「――しかし?」
 真っ直ぐな目に、水を向ける。ミヤモトは言葉に詰まったらしく、にわかに言い淀む。
「――このまま<グリーン2>を見捨てるなんて、自分には」
「出来ないよ。君だけじゃなく、みんな。ね」
「えっ?」
 困惑するミヤモトの後ろを指差した。彼の振り返る先にあったのは、彼と同じ戦闘機乗りの青年たち。その顔に、強さは違えど苦渋の表情を浮かべ、真っ直ぐミヤモトを見つめている。
「もちろん、僕にも無理だ」
 僕の告白に、再びこちらに顔を向けたミヤモトだけでなく、その後ろに控えるパイロットたち――いや、ブリッジにいる面々の半数近くが半ば呆然としたままこちらに目を向けた。
「見捨てないよ。絶対に。見捨てないし、新しい犠牲も絶対に出さない。それが、僕の責務だ」
 手を止めたクルーの合間を縫って、<グリーン2>と交信を図る。応答を期待せず、一方的に指示を飛ばす。
「<グリーン2>、高度を下げろ。出来るか?」
<……>
「<グリーン2>?」
 何度読んでも返事がない。
 レーダー班に視線を送り、状況を訊ねる。
「<グリーン2>の動きは、どうなっている」
「今の所、不規則な軌道を取って無事ですが、いつまで持つか」
 係官の言葉より、そばに控える計器の方がより鮮明に、<グリーン2>のおかれている状況がいかに危機的であるかを物語っていた。
「高度は?」
「多少上下はしてますが、いかんせん敵機が多すぎるようで、下げようにも下げられない状況だと思います」
「そうか」
「――隊長」
 後ろから声を掛けて来たのは、ミヤモトだった。その顔には、先程と同じ表情が宿っている。
「やはり我々が」
「――ああ。そのようだ」
 首を縦に振ると、ミヤモトは曇った表情のままその場に佇んでいた。
「本艦はこれより、<グリーン2>の救出作戦を開始する」

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マリオ真章 #190(LR_6)

#いきなりですけど、小説再開です。リメイクの方も、準備しないと……。

「<グリーン2>、囲まれました」
「――何っ!」
 レーダー班、航空管制班、双方に緊張が走る。その緊張を踏み付けるように、高らかな足音を響かせて前に出たのは、飛行班。ヘルメットを脇に抱え、パイロットスーツを着込んでいる。やる気は十分、とでも言いたいらしい。
 一歩前に出た、血気盛んそうな青年は、敬礼を取ってから口を開いた。
「――隊長。出撃許可を」
 意志の強そうな太い眉と鋭い眼光に、彼の胸中は現れていた。きっと引き結ばれた唇には、応えられない。
 頭を振ると、青年は更に強く口を引き締め、拳力を込めてから穏やかに口を開いた。
「隊長」
「だめだ。許可出来ない」
「はい。いいえ。自分には、納得致しかねます」
 ただ真っ直ぐ。じっと、僕の目を見つめて来る。その力強さに、嘘はないのだろう。
 青年の前に立ち、その肩に手を置いた。
「君、名前は?」
「はっ。自分はグンペイ。グンペイ・ミヤモト曹長であります」
「ミヤモト曹長、だな。君の搭乗機は?」
「<SMB-クラウド>であります」
「そう、か」
 <SMB-クラウド>、「雲」の愛称がついている戦闘機。単気筒エンジン搭載の旧式ではあるが、整備性に優れることと普及率が高い事などから、今でも前線に送り込まれる現役世代。
 機動、旋回、攻撃。どれを取っても、<グリーン2>のVTOL、<MB3-リーフ>(通称:木の葉)を上回っている。出撃すれば、<グリーン2>の生存確率は何倍にも跳ね上がるだろう。
 だが――
「君の機体は、暴風の中を飛べるのか。それも、安定して」
「……」
 ミヤモトは、その場に立ちすくんだまま一点を見つめていた。
「安定性を犠牲にして、機動性を高めている<クラウド>で、急速に発達しつつある熱帯低気圧に突っ込んでいく。それも、戦闘機動を取りながら。これがいかに無謀で、いかに危険か。想像出来ない頭じゃ、ないんだろう?」

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もう→うるっと、じゃたりない

 ご無沙汰~んな仮面ライターです。
 10月の最終週から11月最初の土日まで、ほぼ就活で出ずっぱりでしたが、それで間が空いたって言うよりは、ただのサボリ癖と課題の作成に時間を取られていたからだ、と言えばそれまでです。

 この間の風邪と言い、こういう風な間の空き様と言い、体調管理もさることながら、時間管理もしっかりせねばと思っておる所です。


 さてさて、本題。
 先週の土曜日、「映画の日」と言うこともありまして、一本見て来ました。南原清隆さん、永作博美さん主演の『その日のまえに』と言う、大林宣彦さん監督の映画です。

 重松清氏の同名の小説が原作なんですが、個人的にはそんなにマークしてた作品じゃなかったんですよね。たまたま、テレビでCMを見て「重松もいよいよ、原作者か」と思ったくらい。

 それが、金曜日の朝。
 大学は学祭の準備で全日休講、自分は午後5時から京都は四条烏丸での読売新聞さんの就活イベントに参加すべく、自宅待機をしてた頃のこと。

 暇だなと思ってテレビをつけて、ザッピングをしていると「はなまるカフェ」にヒット。それも、「ナンチャンが出てる」と思って手を止めただけ。
 一本歯高下駄で色々やってるなと思ってみてたら、件の映画の話が出まして。

 「不思議なカメラの使い方をしているんですよね」みたいな監督の話をされたので、それなら見てみたいなと思ったんですよね。重松は好きですし。「その日」も好きですし。


 当日(公開初日&映画の日)は当日で、朝から損保ジャパンの就活イベントが昼間であるし、じゃあ一日で両方すまそうかってことで、途中からにはなりましたけど、たっぷり見させていただきました。


 映画の中身を一言で言ってしまうと、病気で死んでいく人達のお話。詳しくは原作本を読むか、公式サイトに言っていただくか、劇場に脚を運んでいただくかすると一番良いので、そちらに任せます。

 個人的な感想、というか状況は「泣いた。泣きまくった」ですね。映画館って良いなと思った一瞬でもあります。

 ある程度の「お涙頂戴」ではあるんですが、中身が割と「あり得る話」なので「自分も関係するかもしれない」と考えながら見てみると、泣かずにはいられなかったんですよね。

 これが家でテレビで見てると、多分思った通りには泣けなかったと思います。映画館って言う暗がりの中だからこそ、人目をはばからずに泣けました。すっきりしましたよ、思いっ切り。

 ただ、思いっ切り泣けたからか、途中から頭が痛かったのと、思いっ切り泣きたい(嗚咽を漏らしても仕方がない)のに、映画って言う性質上前を向かざるを得ないんですよね。思いっ切り泣くときとは、相容れない体制な訳ですよ。

 そんな所で無理矢理泣いたからか、泣き足りない部分もあったりなかったり。


 こんな風に書くと、「お涙頂戴だけか」と思われてしまうかもしれません。
 けど、大事なことも詰まってます。

 言い方は悪いかもしれませんけど、僕の祖父も祖母も、父も母も。もしかしたら妹が今、死んでしまうかもしれない。それか、僕が近い将来か遠い将来か、誰かを看取るか、誰かを残して看取られる日が来るかもしれない。そんなとき、そんな日、「その日」をどうするか。

 それをじっくり考える上で、凄く良い題材だと思いましたし、実際、凄く良い作品だとも思いました。

 評価が2分する作品だとは思いますが、ぜひとも御覧になってほしいと思います。自信を持っておススメ出来る一本です。

余談 あめゆじゅとてちてけんじゃ――。永訣の朝の一説は、しばらく離れなくなると思います。クラムボン、やるなって感じかなぁ……。

更に余談 原作本もおすすめです。映像になって肉感が増した分、パンチ力がものすごいです。ちなみに原作本は、電車の中では読まない方がいいそうですので、ご注意を。

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Author:Maskedwriter
ども。仮面ライターです。
趣味で文章を書き続けて8年くらい? の学生です。
どうぞよろしく。

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