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マリオ真章 #193(LR_9)

 姿勢を正して後ろを振り返ると、落ち着かないのか。手持ち無沙汰そうに身体を揺らしているミヤモトの姿があった。
「飛行班」
「――はいっ」
 暇をもてあそんでいるように見えたミヤモトは、すぐさま敬礼を取った。
「君達にも任務を与える。準備は良いか?」
 任務、と口にした途端、ミヤモトを含む飛行班の表情が、ぱあっと明るくなった。血気盛んな彼らだからこそ、飛行班に配属されているのだと、今更ながらに思う。
 ミヤモトが神妙な面持ちで「はい」と応えた。小気味良いレスポンスに、再び悦に入りながら指示を出す。
「飛行隊は<ブーツ>に搭乗。甲板にて、パタパタへの攻撃を行う」
「<ブーツ>、ですか?」
「そうだ。本来なら<MARIO>の許可が必要だが、緊急事態だ。私が許可する。いいな」
「了解」
 後ろに控える面々も、キリッと顔を引き締め、声を揃えて「了解」の一言を返して来た。
「砲撃主任」
「はっ」
 返事があったそちらを見やる。こちらもいい具合に緊張した顔をしていた。
「飛行班の発砲があるまで、砲撃は待ってくれ」
「了解」
「――それから、キノピオ」
「はい?」
 今度は、やや高い席に座ったキノピオに顔を向ける。こちらはこちらで、余裕に満ちた表情だ。緊張感の欠片もない。
「ここを、任せてもいいかな?」
「ええ。別に構いませんよ。ここではあなたが隊長だ」
「すまない。恩に着る」
「いえいえ。あの人の弟ですから、やっぱりね……」
「ははは」
 それだけ言うとキノピオは、中央の一番高い座席に移動した。貫禄のある尻が艦長席に収まった所まで見届けると、艦橋の出入口を目指して歩を進めた。肝心の飛行班は道を譲るように後ずさりする。
 人垣の真ん中で足を止め、周りに目を配った。目のあった隊員から、目を逸らしていく。
「飛行班、こんな所にいたって仕事はないぞ」

#ようやく動き始めたと言うか、スピードがつき始めたかな? 適度に遊びつつ、緊張感を表現していきたいなぁ……。
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趣味で文章を書き続けて8年くらい? の学生です。
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